ずいぶんと低くなった西日が、さっきまで部屋の真ん中まで差し込んで写真を眺めて話し込むふたりも黄金色の中にいたが、今では顔を近づけないと見えないほど日暮れて、渦を巻いた蚊取り線香はほぼすべて灰になっていた。
天井で回る扇風機の音。夜の始まり。もう少しこのままでまたページを捲った。

写真の中の二人も動き出した。
僕はいつものように学校へ行くために家を出た。外はまだ薄暗く、空気の匂いや温度からして、まだ早朝であることがわかる。今日もまた同じ一日が始まる。そんなことを考えながら、自転車に乗っていると「えっ?」思わず声が出た。目の前に見たこともないような美少女がいたからだ。
「おはようございます」
その美少女が僕に向かって挨拶してきた。

(AIとの共著)