前回はなかった名前と年月が墓石に刻まれているのを見たときに無沙汰を申し訳なく思ったけれど、六年ぶりの墓参を喜んでくれたようだ。この旅から自宅へ戻ると、誰もお水をあげていないからからに乾いた庭のあちこちで花が咲いていて、普段野菜くずを捨てている一角から伸びた蔓に西瓜がなっていた。こういうことってあるのかもなあと、前に聞いた家族にしかわからないものを空に描く友だちのお母さんの話と重ねる。

しかし、相変わらずやることが派手。