お茶もまた口ほどに物を言う代物で、格好よく体よく淹れたとしても一口飲むと違う印象を受けることがある。そこもまた醍醐味だと思うのだけれど、どうも伝わりづらい。

自由の中に自分を開放しないでいるのも、自由のひとつ。

さまざまな制限にしばられている日常を一旦置いておいて、誰でもが同じ席について、香りや味を愉しみながら心や体をゆるませて、それぞれが何かを持ち帰る。
ヨーガのような、映画鑑賞のような、マッサージのような、そんな効果を期待して、日々色々な方とお茶淹れをしている。