久々に草むしりで庭へ出ると、待ってましたとばかりに三匹の蚊が同時にやってきて、くるぶしを刺された朝。ここのところ、家の周りのいたる所で雨がいつまでも乾かず、その影響で体も何となく重く感じる。暑いけれど、寒い。
毎年この時期、特に七月は大なり小なりこういう症状がでるようで、どのようにお手当してたかなと昔の帳面を引っ張り出して見てみると、箇条書きで色々書いてあった。
普洱熟茶をちびちびすするように飲む、朝がよい。
冷たく甘いものは、控える。食べるときは午後の二時までに。
水のがぶ飲みに注意する。
靴下を履く努力をする。
すでにあるものを確認する。 ん?
かつて何かのきっかけで我が家へやってきたもの。貴重なものだからと、少し試した後に、第一子的思考が発動して大切に奥の方へしまってしまう。そこでずっと出番を待っているのに、いざというときはまた外へ探しに行き、お役御免になるとまた奥の方へ。「うぅ、苦しい」と言っているすぐそばで、「私、助けられます」と声をあげてくれているのにどうして耳がそっちへ傾かないんだろう。
そんなことを繰り返していたけど、昨年から続くこの状況の中で「内を見ること」を思い出せた。
そうだ、断舎利の時にお嫁入りを免れたものの話。供養のために改めて書こう。や、供養じゃない眠っているだけだもん。