二〇二〇年、二月。
喫茶店の二十二番席
君と僕で、お茶をはさむ。

俺とあの子。
真っ二つに切った果実の片割れを
探す旅。
今年は見つかりやすいかも。

たくさんのつがいが美しく調和するとき
発する熱が
ぽっとほんのり赤く灯る。

宇宙に浮かんで、眺めてみたい。