三食お米を食べる生活なんて、何十年ぶりだろう。

小麦粉・乳製品を一時的に食べないという記事に目が止まった。試してみた人は何かしら体の変化を感じているようで、中には減量に成功した人もいて、ふむふむ興味深く読んだ。

じゃあ、やってみましょうか。
お醤油はだめ、とかあまり厳しくせずに麺類などの小麦粉を主な原料として使っているもの、乳製品を避けて、とりあえず三週間の挑戦。

そもそもそんなにこれらを食べていたのだろうか。
乳製品は旅先のつらい思い出を忘れることなく特に気をつけているし、そもそもそんなに好きではない。問題は、粉もの。朝ごはんはほぼパンをかじっていた。こんなことはみんなしているし、特記するに値しない。でも、そんな日の午前中は決まって体内の糖の下がる感覚が緩やかというより急降下で何とも気持ちが悪かったのに無視していた。そして、お昼。圧倒的に小麦の麺類に偏り、そこにやれ暑くて、やれ遅く帰ってきたから、やれ疲れたから、と色んな理由をつけ、しばしば夕飯にも麺。あぁ、可視化すると実にわかりやすい。

で、どうだったのか。
お三度は、おかずを作る手間は変わらないけれど、ごはんを炊くことを習慣づけるだけで、わりとうまくいった。期間中に一度しか麺料理を食卓へ出さなかったなんて、挑戦前の食生活と比べたら大きな変化と言っていいだろう。あ、とんかつの衣!と注文の直前に気づき、外食のときも特に問題なかった。ただ、なんとなんと、一週間経過したところで誘惑に負けて洋菓子を一つ口にしてしまった。そこからは穀物系のおやつを自然食品店で買ったり、自分でも小豆を煮たり、米粉を使ってお菓子を焼いたりと普段は習慣にしていないおやつを何かしら探すようになり、正食を実践しながら、たまにむさぼるようにスナック菓子を食べていたあの頃を思い出した。さらに二週目には餃子を一つ、つまみ食い!
そんな完璧ではない三週間だったのに、午前中の不快な感覚はなくなり、何となく調子がいいし、他の体験者の言っていた集中力の持続も実感している。


この生活を続けるのか。
手軽な食品群からの反撃がおっかないので、適度に取り入れるくらいに今のところはしておこうかな。